契約更新か解除、選ぶことができます

派遣社員として関わる案件にもよりますが、継続的な案件である場合、一定の評価を得ていれば派遣先の企業から契約更新を打診されるものです。
なぜならば、業務にもなれ、環境にも慣れた派遣社員を手放すことが惜しいからです。
新しい派遣社員を雇い入れる場合でも、そのコストは変わらないものです。せっかく業務に馴れたスタッフを交代させるのは非効率でもあるからです。
そして派遣社員として働いている立場でも、「契約更新」という選択が最も無難なものでもあります。また、派遣会社もそれを推奨してきます。
派遣会社が契約更新を推奨する理由は明白です。あなたが契約を更新しなければ、また新しい人材をその企業にマッチングする必要があるからです。
適切な人材がいなければ、他社にけいやくを奪われてしまうかもしれません。派遣先の企業も、欠員を埋めるためには手段を問わないのです。
様々な状況から「契約更新」がもっとも選択しやすい方策ですが、その際にあなたは「賃金アップ」を交渉することが出来ます。
その要求は派遣会社の担当営業を通じて先方の人事担当者に伝わります。
それが吉と出るか凶と出るかは、わかりません。あなたの能力と、提示した新条件が見合うものであると判断された場合は、希望が叶うかもしれません。
このように、「契約」はひとつの節目です。
あなたは、自身のキャリアにおいて、その職務が有益であるかどうかを考える必要があります。その賃金が納得できるものかどうかを、見定める必要があります。
派遣会社はあなたが働くことでマージンを得ます。新しい契約を探しても、現状の契約を更新しても、得られる売上は変わりません。そして、ブランクが空いてしまえばその分ロスになります。それはあなたも同じ事なのです。
ですから、契約更新、とくに打ち切りの場合に関しては、派遣会社の担当に相談してもアテにはならないと思ったほうが良いでしょう。「賃金を上げて欲しい」という相談であれば、派遣会社の売り上げに関係することなので、前向きに検討してくれる可能性が高いと思われます。

 

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