派遣だから雑用だらけ?それはパワハラ!

どうしても、派遣社員は職場の中で一定の立場を守ることは難しいものです。
それは、「派遣社員」に対する周囲の理解の浅さからも起こり得ることです。もちろん、採用を担当した人事の方や職場での指揮監督者は理解しているはずですが、中には一方的に「派遣は立場が弱い」と誤解している人もいます。
そのような状況は決して起こってはいけないものですが、中には企業として良識に欠ける組織もあります。近年話題となっている「ブラック企業」のような会社です。
たとえブラック企業とまではいかなくても、正社員の方が派遣社員を見具出してしまうことはよくある話です。
そのようなときに何が起こるかというと、「契約外」の雑用業務を押し付けられるという事態です。
立場上、またビジネスマナーとして全ての契約外業務を断るわけにもいかないものですが、あまり度が過ぎると本来業務が遂行できなくなってしまいます。
その場合、携わるプロジェクトに遅滞が生じ、様々な方に迷惑が及んでしまいます。そのようなことは、派遣先の企業にとっても決して良いことではないのです。
それを理解せず、ただ派遣だからというだけであなたに数々の雑用を押し付けて来る場合、それは業務目的ではなく、周囲からの「いじめ」であるともいえます。
それはもはや、「パワハラ」です。
組織としてそれを黙認したり、問題提起しない企業はモラルに欠けるといっても良いでしょう。
あなたの精神的苦痛はもちろん、本来業務が出来ずに滞ってしまう業務など、生産性が全くない状況なのです。
それはまず、派遣先業の責任者に相談すべきでしょう。感情的にならず、「本来業務が遂行できなくなる」という理由を、順序立てて説明しましょう。
それでも理解が得られない場合、派遣元の人材派遣会社の担当の方に相談しましょう。
決して生産性のない健全ではない状況は、派遣会社と派遣先企業の関係悪化を招く事態にもつながってしまいます。
そのような状況を包括的にパワハラと呼びます。あなたの個人的苦痛はもちろんですが、相談する際はそれだけではなく、業務上の支障もしっかりと整理してみましょう。

 

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